ヨガで自分の「物語」を始めよう

「シンプルに生きる。」

という言葉。

よく目にしたり

耳にしたりするフレーズですが、

その本質を理解している人は

そう多くはないかもしれません。

本来ヨガの目指すところは

いわゆる 『悟り』 ですが、

そこに至るまでの道中には

色々と課題があり、

その中のひとつに

“手放すこと” があります。

人間には様々な欲求があります。

こうなりたい

あれが欲しい

こうしてほしい

あれが食べたい（…以下無限に続く）

この世は刺激であふれています。

でもその刺激にマヒしてしまうと

ちょっとやそっとの刺激では

満足できなくなります。

人間の脳は刺激を求めて

もっと楽しいこと

もっと面白いもの

もっと美味しいもの…を探し続けます。

でも本当はそんなことをしなくても

あなたの内側では毎日毎日

一瞬一瞬

ドラマチックな出来事が

起こり続けています。

もしあなたが

そのドラマチックな刺激に

気づくことさえ出来れば、

自分の「外側」 で起こるイベントを

貪欲にむさぼらなくても、

一瞬一瞬が新鮮で

いつだって楽しくなるのです。

たとえば。

ひとときも休まずに

生まれる前から動き続けている心臓。

そしてその心臓から送り出される血液…

その血液は

あなたを刻む歴史をのせて

大河のように “血管河” を流れています。

それは

ものすごく壮大な “大河ドラマ” が

あなたの中で

繰り広げられているということです。

自分の中で

そんな壮大な物語があることに気づくと

自分の外側にそう多くを求めなくなり、

結果的に「シンプル」になります。

でも...

そんな“物語”なんて目に見えないし

全然実感がない。

いったいどうやって楽しめと...？

その楽しみ方は…

ヨガを通して

「カラダの声を聴きとる」 ことから

始まります。